噂の女
前回の日記で書いた村上春樹好きが高じてアイラ好きになったお客さん。
初めて来店された時の私は丁度、さだまさしの「アントキノイノチ」を読んだばかりで、活字嫌いの私が初めて本っていいなぁと思っていた時だった。
彼は本当に本が好きで、本の世界に入りかけた私にいろんな本を薦めて持ってきてくれた。
その中の一冊が「噂の女」
奥田英朗の作品で、何人かの目線で糸井美幸という人物について書かれている。
美人ではない、どちらかというとカエルのような顔だが、肌が白く、豊かな胸にくびれた腰、ものすごい色香が漂っている。
タイトル通り、噂でしかない彼女の話。
読み終わった後に、何故彼女がそうなってしまったのか今でも考えてしまう。
奥田英朗といえば精神科医伊良部シリーズ。
「空中ブランコ」の中の
エピソードで、歩道橋から看板にイタズラするシーンがあって、歩道橋わたる時、ちょっとワクワクします(笑)
マユミちゃんのビタミン注射は嫌だけど、一度伊良部一郎氏と話してみたいもんだ。
私の中の伊良部のイメージは田口浩正さんです。